大阪・民博で「世界の吟遊詩人展」が始まりました!

2024年9月19日(木)〜12月10日(火)まで

サキプロはこの展示内で上映されるの「ラロンを探して」(62分) と      

「ポトゥアとして生きる」(41分)の映像の撮影/編集/監督を担当

大阪の民族学博物館、みんぱくの『創設50周年記念特別展・吟遊詩人の世界展』が2024年9月19日(木)〜12月10日(火)まで開催されます。

 

『世界を異化する吟遊詩人。各地に広域に移動し、詩歌を歌い語る「吟遊詩人」は古くから存在した。王侯貴族の系譜の語り部、戦場で兵士を鼓舞する楽師、権力者を揶揄する批評家、道化師、庶民の代弁者、ニュースを伝えるメディア、門付け芸人。吟遊詩人は、ときには社会の縁に追いやられてきた。近年では、ポピュラー音楽界や消費社会、文化遺産保護運動とのつながりのなかで、芸能の様式や自身のイメージを変え生き延びてきた。吟遊詩人のパフォーマンスやそれらを成り立たせる物質文化を紹介するとともに、彼ら、彼女たちをはぐくんできた地域の人々の息吹を伝える。(みんぱく「吟遊詩人の世界展」チラシより引用』

 

サキプロ・阿部櫻子はこの展示内で上映されるの「ラロンを探して」(62分)と「ポトゥアとして生きる」(41分)の映像の撮影/編集/監督を担当いたしました。

ラロン・フォキルという伝説的バウルがいます。彼の影響は、今なお、続いています。それはバウルはもとより、市民にとって、現代の歌い手や子どもたちの夢の中にも生きています。その影響を映像で追い、ラロンの姿を映像で浮かび上がらせようという試みです。

 

もう一つの作品、「ポトゥアとして生きる」(41分)はインド・西ベンガル州の絵語り師についての映像です。縦長の絵巻を持って辻々で絵語りをして生きてきました。テレビ、スマホなど多くの娯楽が増え、一時はかなり数を減らしましたが、今もポトゥアは、絵を描いて暮らしています。彼ら、彼女らの生存戦略を追った映像です。

 

みんぱくは、この展示に限らず、見応えいっぱいの素晴らしい博物館だと思います。ぜひ期間中に「みんぱく」へお出かけください。